うらカモ。

走り始めた山屋の家庭生活と育児記録。

平場の月 レビュー

映画「平場の月」描く"50代ほどほどの幸せ"の真価(東洋経済オンライン)|dメニューニュース(NTTドコモ)

この映画は中年の僕たちの物語だ

この物語は中年の僕たちの物語だ。

 

結婚に失敗したあなたの物語だ。

異性に貢いでしまったあなたの物語だ。

病気を患ったあなたの物語だ。

子どもを奪われたあなたの物語だ。

子どもを得られなかったあなたの物語だ。

日々、節約せざるを得ないあなたの物語だ。

毎日の生活に追われるあなたの物語だ。

東京から都落ちしたあなたの物語だ。

 

とにかく僕たちの物語なのである。

 

「平場の月」の「平場」とは、お笑い芸人が使う、ネタ以外のトーク中の事を指す。

なんでもない時間、場所、人、との意味で作者は使う。

その意味のとおり、朝霞市というなんでもない・・田舎でも都会でもない街の、普通に病気をして普通に人生を失敗した・・・何でもない中年の、何でもない時間を切り取った物語だ。

 

物語の骨格は「病で死に行くヒロインとの恋の物語」という、ありきたりで、擦切るまで使い古されたテンプレートのストーリーだ。

 

しかし、その恋の物語の主役たちを50歳というおっさんとオバサンにするだけで、途轍もなくリアリティ溢れ、血の通った、共感できる題材となるようだ。

ちなみに私は普段オバサンという言葉は絶対に使う事はないが、敢えてそう書きます。

 

そう、死病も、取り消せないワケアリな過去も、昔の恋人も、過去の栄光も、落ちぶれた現在も、色々な物語の味付けとして使われる様々な事が、50歳という年齢にするだけで「あるよね」という一言で済ませられるリアリティを得るのだ。

100万人のうち1人に有り得るかもね、というストーリーが、10人に一人くらいに有りそうなストーリーになる。

 

あらすじ(ネタバレ)

物語のあらすじを少し紹介しよう。

結婚に失敗し、子や妻と別れ、親の介護の為に地元に帰り、印刷会社でうだつの上がらない生活を送る男、青砥。

青砥は健康診断で病院を訪れた日、初恋の相手、須藤葉子に再開する。

(後に分かるが)須藤にとっても青砥は初恋の相手であり、須藤は(ちょっと頑張って)青砥を「月に一度の励まし合いの会」を二人でしないか、と誘う。

そうして二人の距離は縮んでいき、やがて恋愛関係になった二人は、病と向き合い、「夢みたいな事」まで想うようになるが、須藤の命は尽きてしまう。

 

正直に話そう。

この物語の恋愛描写はなかなかに厳しい。

美しくは描いていない。

これは恐らくわざとだ。

須藤への欲望を満たそうと、青砥がのそっと近づく、あのキモさ。

チンチンに支配された瞬間の男の目を見事に演じ切っている。

そりゃそうだ。

若いガキどもならいざ知らず、俺たちは愛と性欲とは切っても切り離せない事を知っている。

自分がキモいおっさんという事も知っている。

相手がオバサンという事も知っている。

しかし、それでも15歳のガキと同じような気持ちで相手を好きだという瞬間はあるし、セックスしたいという瞬間もある。

そう、僕たちはどうしようもなくキモいんだ。

キモいのに、お互いを愛せるんだ、という、若い子たちが馬鹿にするこの事実を、しっかりと描いてくれている。

 

そして、正直なところ、恋愛的な要素は、この映画では物語を進めていく上でのガイドレールでしかない。

生と死と、後悔と希望と、失敗と性交と・・みたいな事を、生活を、つまり「平場」を描く為の起爆剤でしかない。

淡々とした日々の描写が凄い

青砥が仕事で印刷物を整える場面。

印刷物の色が出ているか確認しているあの目。

やはり仕事をしている姿は、どうにもカッコいい。

自分のやりたかった仕事ではないだろう。

恐らく生活の為に仕方がなく就いた仕事だろう。

でも、やる。

やるんだよ、オッサンは。

 

それは須藤もそうだ。

立教大学を卒業後、証券会社に勤めた彼女にとって、病院内の売店の店員・・というのは、納得できる仕事ではないはずだ。

それでも、シフトにすら責任感をもち、仕事をこなす。

 

現実として、主婦歴があり、キャリアをロストしている50歳の女性に実力を発揮できる仕事など探し当てることは困難だ。

青砥だってそうだ。40を過ぎて他業種に転職する男に、割の良い仕事などあろうはずもない。

 

それでも、二人とも絶望はしない。

それぞれに日常の中に彩りを添え・・・例えば青砥の自分で作るお弁当。

須藤のアパートの片隅に植えたハーブ。

そういうモノを慰めとして、毎日を繰り返している。

その、何でもない日々の描き方が、この映画は本当に秀逸だ。

秀逸なんて言葉は安っぽくなるほどに、素晴らしい。

青砥の安っぽい自転車。自転車の停め方。

大量生産だが作りの良い、ユニクロのポロシャツ。

 

シンプルで安い家具。昨日の少ない家電製品。殺風景な須藤の部屋。

その部屋で二人で飲む、二人で買った、安い酒。

そのお酒を、青砥にはグラスに注ぎ、自分の分はマグカップに注ぐ。

それは日常から、洗い物を少なくしよう、としているクセだろう。

ちょっと贅沢に、利尻昆布を入れて作る湯豆腐。

その時に青砥は同僚の爺さんに言われる。

「誰かが一緒にいてくれるってことは、当たり前じゃねえんだよ」

そういう、今の40代50代なら何でもない日常。そんな日常が、朝霞の町にうまく馴染み、温かみのある、懐かしくもある、そういう景色となっている。

匂いまで感じる。

 

僕もこの映画を観て以来、貧乏で、家具もなくお金もなかった、仙川という町の古い2DKで同棲していたことをよく思い出すようになった。

 

これは僕たちの日常だったし、今の誰かの日常だ。

何者にもなれなかった4人

中学生の頃、あれだけ粋がっていた4人が、何物にもなれず、ただのおじさんとなる。

それはほとんどの男に訪れる、約束された未来だ。

どんなに女にモテテも、どんなに頭が良くても、どんなにスポーツが良くても、50歳となれば99.999%の男は、ただのおじさんになる。

それを認められない物だけが、何者か気取りの何者かになるだけだ。

中学生の同級生と飲んでも大して話題などなく、堂々巡りの思い出話と、薄くなっていく髪と出ていく腹の話で盛り上がる程度だ。

ただ、そんなものが上等な時間だ、と思えるのもオッサンの特権だ。

若いうちはオッサンのそういう飲み方を「ああはなるまい」と思って軽蔑する。

「オレはヒトカドノオトコニナル」などと、のたまうのだ。

みんなそうだった。

そして、悟る。

ああ、オレはただのオジサンになるじんせいなんだ、と。

 

おっと、妄想が進んでしまったけど、同級生4人で飲むシーンは、そうやって色々と思わせるシーンだった。

本筋とは逸れるけど、味付けとしてはとても良かった。

 

神がかっていた井川遥

それにしたって、井川遥は素晴らしすぎた。

ノーメイク風のメイクで、どう見ても人生に躓いた、パート暮らしの50歳に見えた。

もちろん美しい。美しすぎる。

しかし、ギリギリあり得るかもしれない、という美しさだ。

そして、なにより演技。あの、演技。

視線だけで感情を読ませる。

口の端だけで語る。

呼吸のタメで、無言で決意を語る。

正直なところ、若い頃の彼女しか演技を見たことが無かったので、これほどまでに凄い演技が出来る人だとは思っていなかった。

いや、恐らく、今のテレビドラマのように、コミカルで大袈裟なキャラクターや演技が求められる役柄では彼女は輝かないのではないか。

今回の須藤の様に、ごく普通の人の、当たり前の演技をさせたら、もしかしたら同年代で並ぶ者のいない女性なのかもしれない。

喋り方。間。視線。とにかく、顔の演技だけで画がもつ。

もちろん、半端ない美しさがそれを担保している、というのはある。

それにしたって。

それにしたってリアリティが半端ない。

皆さんの目にも、彼女が自分の愛する女性にダブって見えたのではないか。

 

小声でぶつくさ喋るのに聞き取りやすい声も、本当に良かった。

30年ちかく前から彼女を知っているが、今やっと、ファンになってしまった。

それくらい良かった。

 

いきどまり

そして最後に。流れる「いきどまり」。

星野源のミックスボイスが美しすぎる。

あれからずっと聴いてる。

忘れられぬ 呪いを今

君にあげる 嘘 ただ 忘れないよ

もうここで号泣だ。涙が止まらなかった。

「嘘」

というやつ。

そういう強がりの嘘。

あああああ須藤おおおおおおお!!!!

※ここから壊れます

須藤おおおお!!

なんでお前は幸せになろうとしないの?どうして?俺はお前が(なんでお前って言うかって?それは(略))幸せになればなんだってしたのによおお!!

こういうの、女の人は本当にそう。

わかってない。

男の子の事を全然わかってない!!

男の子っていうのはね、好きな女の人が幸せになるなら命だってかけられるし、人生だって捧げられるのよ!

男の子はみんなそうなの!

だから頼って欲しいの!男の子はね、ナイトになりたいのよ!

報酬は好きな女の子の笑顔だけでいいの。そういうもんなの、男の子って。

 

・・いや、本当にそうなんですよ。

 

しかし、本当に2025年の最後に、この映画に出会えてよかったです。

薬師丸ひろ子はわからなかったけど、オヤジも、祖父も54歳で死んだウチの家系を考えると、もしかしたら僕の寿命もあと10年ほど。

10年、平場を大切に生きていこう、そう思えた映画でした。

おっぱいのはなし


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今日はおっぱいについて書こうと思います。

 

恐らく新米パパママが出産後に突然直面する「おっぱい問題」。

生まれた直後からおっぱいはパパのものから子供のものとなるわけです。

不思議なもので、私の場合、妻が授乳期間中は妻のおっぱいも他の女性のおっぱいも「赤ちゃんの食べ物」という認識になってしまい、性的魅力のある場所ではなくなってしまいます。

 

 

ちょっと嘘つきましたごめんなさい。

 

で、そのおっぱい。

選択肢として

  • 完全母乳
  • ミルク
  • 母乳+ミルク混合

とあります。

戦後しばらくはは完全母乳が良いとされていてそうで、時は流れてバブル時代なんかは「母乳なんて子供が大きくならない、ミルクにすべきよ!」派が大勢を占め、その後また「アレルギーや病気になりにくいので完全母乳がよい」なんて時代が来ました。

ウチも今10歳になる長女の時代は「完全母乳が一番!」みたいな風潮が強くあった時期で、我が家も完全母乳に挑戦したのですが、超辛かったです。

なにせ、寝ない、寝ない。

母乳だと哺乳瓶の様に易々とは飲めないので、赤ちゃんも疲れて、お腹いっぱいになる前に飲むのを止めてしまいます。

しかしそれではお腹がすぐ空くので、長く寝てくれないのです。

 

だからうちは二人目から母乳とミルクの混合で与えてます。

 

混合のメリットは

  • お腹いっぱいになるので夜ちゃんと寝てくれる
  • 母乳が少なくてもカバー出来るし、ミルクのみ与えるより太りにくい
  • お母さんがいなくてもミルクで乗りきれるのでお母さんの自由が効く

そしてなにより、お父さんも授乳することで赤ちゃんに愛情を強く持てる事ではないでしょうか。

一番重要な授乳をお母さんに一任してしまうと赤ちゃんがグズったら「赤ちゃんが泣いてるよー!」って言うだけ、みたいに、無責任な父になりやすい気がする(当社非)。

 

あと、何故かおっぱいを飲むのを早くやめてしまう時ってありません?

そういう時は頭を触ってみて下さい。

熱ければ身体を冷ましてやればまた飲むことが多いと思います。

あくまでうちの子達の場合ですが。

でも、赤ちゃんは大人より暑さに弱く、寒さに強いそうで、大人が思うより薄着にさせてあげた方がいいと思う。

グズっているのも暑いのが原因、という事も多いですしね。

 

あと、お婆ちゃん世代はみんな必ず「おっぱいはちゃんと出てる?」って聞いてきませんか?

超プライバシーの侵害だと思いますww

嫌な気はしませんが、もし「足りてません」って答えたら良い乳母でも紹介してもらえるんですかね・・。

 

あ、ちなみにトップの画像は私の腕です。悪しからず。

この数か月の顛末

以前、妻が入院した、としてメインブログの更新を停止して、本当にメモ代わりにこのブログを始めたのですが・・・結局ほぼ更新できず。

それなのに毎日アクセスが数十、時には数百・・・。

本当に有りがたい事です。

 

妻が入院したのは端的に言って切迫早産の為です。

出血があり、緊急入院となりました。

「おめでたなんだから隠すこともなかったんちゃうん?」って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、まあまあ事態は深刻で、薄氷を踏む思いで毎週、毎週、なんとかやっていました。

 

実は我々夫婦、二人目の出産時も切迫早産で2度、入院しています。

その経験から、3人目も切迫になる可能性が高い(といっても10%程度らしいですが)のに、浮かれて皆さんに妊娠報告なんてして、何かあって気まずい事になったら嫌だな・・。と黙っていました。

 

切迫早産の場合、気まずい事、というどころでは無い事態が多々想像出来ます。

最悪は死産、悪けりゃ早産とどちらもなかなかヘビーな報告をするハメになるので、ずっと黙っていた次第です。

 

それが実は先日、母子ともに無事退院する事になりましたので、記憶を探りながら事の顛末を記したいと思います。

 

誰か興味あるのか・・・?

 とても長くなると思いますので、暇な時に暇つぶしとして読んで頂けたら幸いです。

 

1月、妻が切迫早産で入院

まず1月、妻が入院して、家事は本当に困った。家事能力がゼロに近かったので、すべて手探りでした。

掃除は細かくタスク分けとスケジュールを決めてその通りにやるだけ、洗濯は畳むのを娘たちが率先してやってくれるようになったので、かなり楽でした。

しかし問題は料理。

私はカレーライスすら満足に作れない料理音痴でしたし、経験もほぼゼロでしたから、料理の事を考えるだけで頭が重くなり、毎日憂鬱でした。

その料理の事を考えて買い出しに出かけるのは、更に難しい。

時間がなさ過ぎて、1週間分の買い物を1日で済ませないといけないので、単純に毎日朝晩×7日間分の食材を買い集めなければならないのです。

最初は本当に時間がかかった。

それ以上に学校の対応など、色々役員をやっていたことも有り、かなり難儀しました。

が、妻の友人たちが頼りになる方、親切な方ばかりで、全面的に助けていただき・・・。

なんとか乗り越えました。

幼稚園の役員をなんとかこなし・・。

やはり幼稚園はママと子供を中心にコミュニティが出来上がっている為、旦那では難しいところです。

 

新型コロナウイルスと休校対応

3月、新型コロナウィルスの感染防止策として、休校が始まりました。

それまでは朝、長女を学校に送り出した後、6歳児を幼稚園に送っていき、その足で出社。

午後3時に幼稚園が終わる娘を、色々な人に迎えに行って頂き・・・という生活を、なんとか、ほんとうにギリギリですがやっていけていました。

しかし休校が始まると、そうもいきません。それどころか、今度は姪や甥にも昼間一人になってしまう、という子が出てきます。

そこでかわるがわる、休みながら子供たちを見る事になったのですが、全ての日を預けられるわけではありませんでした。

我が家では子供にタブレットを与え、ラインを入れたり、双方向通話可能な監視カメラを導入したりして、子供たちだけで不安なく過ごせるようになんとかやっていました・・・。

最初は本当に不安でしたが、なんとかなるもんです。

やはり思うのは、文明の利器を使わない手はない。

もっと言えば、各自に心拍計もつけさせて、常にオンラインで親に状況を送り続け、何かあればアラートを送る、というようなシステムも欲しかったですが。

 

そして運命の4月

4月。目標としていた4月まで、なんとかもちました。

4月に入れば早産ではなくなります。また、4月2日以降なら、早生まれではなくなるので、勉強も運動も、小学校卒業くらいまでは圧倒的に有利になるのです!

という事で目標としていたのですが、なんとか達成。

そして運命の3日。

あとは生まれるだけ、という事で退院する予定だったのですが、退院当日の早朝、妻から「破水したから今から来て」との連絡が。

 

私はもうこの数か月間の事を考えると、「やっとか」という思いで、のんびりと噛み締めながら病院に向かったのですが・・・途中、猛スピードで私を煽ってくるBMWが一台。

なんだか水を差されたような気がして嫌でした(汗)

 

そして病院に到着すると、そのBMWも病院に。そして医師用の入り口から入っていったので、「ああ、手術かなんかなんだろうな」と、得心しました。

私が病棟に到着すると、すぐに分娩室に案内されたのですが、主治医でない先生と助産師さんがやってきて

「今、大出血を起こしているので、緊急手術をします。おそらく胎盤が剥がれてきてしまっていますので、自然分娩出来ません、帝王切開となります。同意書にサインを・・・」

と。

破水じゃなくて、出血だったんですね。

 

 

私は「そうですかそうですか、それは仕方ないですね!安全第一ですからね」とサインをしたのですが、妻は「聞いてない!傷が残るのは嫌!」と言っていましたw

そこにさきほどのBMWから降りて来たお医者様が来て、麻酔の説明をして下さいました。

麻酔医の先生だったのですねwそれにしてもあんなに急がなくてもwwと思いましたが・・・。

 

その後妻は手術室へ。1時間後ほどしたら、病室で待っていた私の前に赤ちゃん登場!!

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49cm3050kgと、1か月早い割には普通の赤ちゃん。

顔が私に似ている様だったので多少残念でしたが、それでもとてもかわいかったです。

妻も無事、病室に帰ってきました(その日一日、とっても痛かったらしいですが)。

執刀医の先生もやってきて、すーーーんごい安心した、一仕事した、という顔で手術の説明をして下さいました。

妻の出産にそこまでの情熱を持ってくれたことで、とても嬉しかった。

そこに主治医の先生も来て、

「どれくらい剥がれていました?」

「そこまでじゃなかった、指でペロって剥がれるくらい」

みたいな会話をしていました。

その後、その剥がれた胎盤を助産師さんが持ってきてくれたんですが、私は恥ずかしながら貧血を起こしそうになりましたww

妻からは「あんなのが怖いくらいならゾンビドラマ見るな」と言われました。

 

 

常位胎盤早期剥離

その後。妻も子も、何の問題もなく日々が過ぎて行ったのですが。

 

ふとネットを読んでいて、目に入った記事。(多分はてなブックマークのホットエントリーに上がって来てた)


このブログの方、出産時に妻子を亡くされて・・。

私も妻が出産直後なので、なんだか感情移入して泣いてしまいました。

 

でも、え・・・?

常位胎盤早期剥離、って今回の手術の紙に書いてあったヤツだ・・・。

驚きました。一緒だ。

3割~5割が死産・・・?

残りの内、2割に障害が残る・・?

 

あー。そりゃあ麻酔医の先生、車トばしてくるわ。

執刀医の先生も仕事やり切った感出すわ。

助産師さんが「旦那さん、すごい落ち着いていましたね!」と妻に言っていたらしいですが、そりゃそうです。

そこまでの事だと理解していなかったww

 

もし入院していなかったら、手術まで時間がかかり、もしかしたら子供は無事に生まれていなかったかもしれません。

もう、神様なのか仏様なのか御嶽さんなのかなんなのかわかりませんが、ありがとう。

 

なにより、病院の皆さん、死力を尽くして下さって、本当にありがとう。

 

1人目の時は50%の確率でダウン症、だと言われました。

2人目の時は切迫早産。

3人目は切迫早産&常位胎盤早期剥離。

いくら子供が大好きな私でも、ここまでくると、さすがにもう子供を作る気にはなりません(汗)

 

しかしなんとか無事に、健康でいられるのは、本当に助けて下さった医療関係者の皆さんのお陰なのです。

 

 

とまあ、こんなところが、ざっくりとした顛末です。

書きたい事は沢山有りますが、まあとりあえずはそんなこんな、です。

 

心配してくださった皆様、ありがとうございます。

今後はなんとなく、育児の事はこっちに書いていこうと思います。

 

家事能力ゼロのおっさんが1か月ワンオペ家事をしてみて思う

お久しぶりです。

妻が入院して以来、やっと日々の流れをつかみ始めました。

そしてこの1か月、ワンオペで家を回してみて、相当な量のタスクが存在することに気付きました。

 

今までの家事のイメージ

 

  1. 起床
  2. 洗濯する
  3. 朝飯作る
  4. 洗い物する
  5. 洗濯物干す
  6. 出社
  7. 帰宅
  8. 洗濯物取り込む・畳む
  9. お風呂掃除
  10. ちょっとその他掃除する
  11. 夕食作る
  12. 洗い物する
  13. 寝る

くらいのイメージでした。

あ、それでもこうやって書き出すと多いな・・・。

そいで、「オレ家事もやってるぜ!(キリッ)」

みたいな人は、このうちの一つか二つ、せいぜいみっつくらいこなして家事やっている顔をしていたんですよね。

 

はい、ソレわたしでーす。

わたしなんですね。

今まで私がやっていた家事って、洗い物、お風呂掃除、あと子供の歯磨きとか程度でしょうかね。それでも妻は褒めてくれていたりしたので、家事やってる男だぜオレwwwみたいに思っていました。

 

これがね。ホント、思い違い甚だしかったですね。

 

現実はこうです。

  1. 4:00 起床(朝4時)
  2. 今日の自分の予定と子供たちの予定・持ち物の最終確認(すれ違うと詰む)
  3. 乾燥機が終わった洗濯物畳む
  4. 夕方、時間が無い日(二日に1回くらい)は夕食の準備、そうでない日は作り置き料理を作る
  5. 朝食を作る
  6. 子供たちを起こす
  7. 朝食、子供の食べ具合や顔色を見て健康状態をチェック
  8. 洗い物を食洗器にセット
  9. 自分の身支度
  10. 6歳児の髪を結んだり仕上げ歯磨きして幼稚園に送っていく
  11. 8:15 出社(ギリギリ、常に走る)
  12. 17:00 勤務終了 帰宅前に娘を迎えに行く(ギリギリ、常に走る)
  13. お風呂掃除
  14. 食器の片づけ
  15. ちょっとその他掃除する
  16. 子供を習い事に送っていく
  17. 夕食作る
  18. 子供を習い事から回収しに行く
  19. 夕食
  20. 洗い物する、デザートを出す
  21. 明日の自分と子供の持ち物とスケジュールの確認
  22. 21:00 子供を寝かしつけつつ寝る
  23. やる事が残っていれば起きて済ませてから寝る

そしてこれ、最もスムーズにいった日の話です。

例えば○○を買いに行かなくちゃとか妻のお見舞いだとか他にもいろいろな事がある日はもっと詰め込まれます。

でもね?こんなの別に簡単なの。

 

とにかく早く済ませれば良いだけなんだから。

問題は他にある。

 

問題の一つ目、突発的なタスクです。

何かがこぼれたり、夜中子供が鼻血出したり、体調が悪かったり、地区の用事が有ったり。無数に突発的なタスクが発生します。

そうなると頭の中で即、リスケする必要がある(悠長に座って手帳を広げる暇なんてなかったりする)。

このあたり、男性は苦手な人が多いと思う。

 

問題の二つ目、長期的にも、短期的にも、すべてのことで維持、管理していく思考が必要だという事。

料理で言えば買い物。

1週間分の食材を切らすことなく、腐らすことなく、バランス良く購入し、料理を考えた上で買い物をしなければならない。

勿論、私の、皆さんの奥様たちみたいな家事マスターたちは、「安い食材を買って、後で料理を考える」という上級テクニックを持っているわけだけれども、私の様な初心者は、料理を決めないと買い物すら出来ません。

1週間分の料理を栄養バランス良く考え、なおかつ食材を切らさず、腐らさず。

毎日、時間的にギリギリなので、買い足しが発生すると、かなりリスケがキツくなります。

 

同じことが設備・衛生的な維持管理でも必要になってきます。

様々な箇所の清掃管理、洗剤類のストック管理、シーツや毛布の洗濯日の設定、子供の歯医者の定期健診・・・。

細かい事ですが、これも自分が考えないと誰も考えてくれません。何も考えないと、玄関は砂だらけになり、トイレは裏側が汚れ、シーツは汚れ、洗剤は切れてそのたびに買いに行かねばなりません。

他にも学校や子供会などの突発的な払い込みとか、金銭的な各種管理も面倒です。

 

子供に関しても、様々な管理が必要になってきます。

靴や服のサイズの管理とか、穴が開いていないかとか。

持ち物が無くなっていないかとか、精神状態や健康状態は悪くなっていないかとか、勉強にはついていけているか、とか。

自転車にまだ乗れていないので練習させたり(乗れる様になりました)、習い事が遅れているので練習に付き合ったり、とかもありますし。

ワンオペだと、自分が見ないと誰も見ないです。

 

だから、仕事中も常に仕事以外の事も考えないといけない。

ちなみに私の場合、上司のパワハラによりそれまで2人でやっていた仕事を一人でやらされ、もともと物凄い仕事量だったのに、残業出来ない・学校行事で平日に休む必要がある、という事で、現在常に界王拳4倍くらいで仕事をしていますから、もう朝起きてから夜寝るまで、平日は安まる事が有りません・・・。

 

世のお父様がた。

もし奥様に家事を丸投げにしているのなら、労ってあげて欲しいです。

主婦であっても、子供が小さなうちは、多分ホント大変です。

幼稚園や保育園に行きだしても、慣れるまでは暇なんてさほどないですよ。

ましてや、働きながら家事も育児もしているパパママは、ホント大変です。

 

共働きなら、もし男性の方が給料が良かったとしても、女性に丸投げする様な真似は止めた方が良いと思います。

 

多くの男性にとって苦手な、「細かな事・物を維持・一定レベルを管理していく作業」を、多くの女性が文句も言わずにやってくれているのです!!!

 

 

 

今、実は我が家では、娘たちがけっこう手伝ってくれます

。6歳と10歳が、朝起きてすぐ洗濯物を畳んで、帰ってきたらすぐお風呂掃除をして。他にもイロイロと手伝ってくれます。

私の不味い飯を文句も言わず食べてくれるし、労ってくれるし。

やっぱり、労ってくれるだけで、疲れなんてふっとんじゃうんですよね。

 

だから私も、願わくば皆さんも、自分のパートナーに感謝の言葉を忘れない様に生きていけたらよいですね(唐突)。

 

という記事でしたまる。

家事能力ゼロのおっさんが思う料理の問題点

この世の中に料理レシピサイトがあって良かった。

もしなかったら多分、父子ともに毎日外食していたところだ。

 

妻が入院して以来、あれだけ苦手にしていた家事もやらなくてはならなくなった。

掃除は得意だし嫌いではないのだが、料理と洗濯は本当に苦手だ。

 

しかし、料理レシピサイトのおかげで、本当に助かっている。ありがとう、この世の料理上手のママさんたち。

 

でもね、レシピの最後に

「塩コショウで味を整える」

 

ってなんやねん。味が整えられたら俺は今苦悩してねーっつーの。

「あれ?薄い。あれ?薄い。あれwww今度はしょっぱいwwwww」

みたいになる。

慎重に何度も味見してたら、昨日はおかずが危うくなくなり掛けたぞ。

 

あと、「ひと煮立ち」ってなんや。「沸騰してから○○秒」とかで言ってくれ。

大さじとか小さじとかもわかりずらいって。

そんなツイートしてたら妻から呆れたアドバイスがLINEでソッコー送られてきます。

心配なのね。ありがとね。

 

でも小麦粉もわけわからんわ。

薄力粉とか強力粉って、なんで二種類もあんのや。

BCAAとEAAみたいなもんか。

フェロモンとホルモンみたいな。

まぁどっち使っても大差ないやろ。

 

先日も「牛肉に薄力粉をまぶし・・」ってあったけど、その行為が何のためだったのかわからないまま料理を食べ終わりました。

あとちょっと失敗しました。

 

失敗しない日がないよね!料理は。

よく娘たちにダメ出しされるのが野菜の切り方ね。

「大きさがバラバラ!」とか「お味噌汁の大根は四角じゃないよ?」とか10歳と6歳に指摘されて教わる。

 

「料理経験ゼロの男の為の料理の教科書」みたいな本もかりてきたけど、アレはダメだwww

多分、世の中のおじさんは最初からイタ飯やスペイン料理なんかを作りたがるのか、そんなもんばっか載ってた。

アホか。

多分、そういうとこじゃない?

ダンナのダメなトコって。

 

んで、その娘たちですよ。

朝起きたらすぐ父ちゃんの苦手な洗濯物を畳んでくれます。

お風呂掃除もしてくれます。

「母ちゃんに会いたい・・」って毎日ぐずる6歳児を、10歳児が「父ちゃんも大変なんだよ?!」って嗜めたり、優しく抱き締めたりしています。

 

昔から何かにチャレンジしようとすると、身内を殺してくれたりオレを病気にしてくれたり部下を奪ったりダウン症児生まれる生まれる詐欺をしてくれたりしやがる神様(お天道様かな?)だけれども、この優しくたくましい天使たちを授けてくれただけでも感謝しかない。

 

寝るときに絶対に左右から挟み込んでくっつくくせに暑くなったら蹴ってきたりする天使だけれども。

 

こうして、妻の大事に使っていたコストコ食材をふんだんに使いながら、毎日贅沢で不味い飯を作っています。

 

あと、ツイッターで絡んでいるわけでもない、ブログで繋がっているわけでもない読者さんが多数いて、いつまでも心配してくれているのか、なんども見に来てくれている人が結構いるのにさっき気付いた。

アクセス解析みてたらね。

 

ありがとね。朝から泣けるわ。